要介護認定の調査当日——
何を聞かれる?
家族が補足すべきポイント【実録】
「本人がカッコつけて全部できると答える問題」と、家族が絶対やってはいけないこと
要介護認定の申請をして、「調査員が家に来る」という連絡が来たとき、正直何を準備すればいいのか、当日どんな流れになるのかがわからず不安でした。
この記事では、両親の認定調査を経験した中で「事前に知っておきたかった」と感じたことを、実録として正直に書いておきます。特に「本人がカッコつけてしまう問題」と「家族がやってはいけないこと」は、他のサイトにはあまり書いていない重要な話なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
調査員が来る前に準備しておくもの
結論から言うと、準備するものはそれほど多くありません。ただ、「あってよかった」と感じたものがあるので紹介します。
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介護保険被保険者証必須
調査員が確認します。手元に出しておきましょう。65歳以上は自動的に交付されています。 -
メモ帳・ペンあると便利
調査員から聞かれたことや、伝えそびれたことをメモしておくために。 -
「日常的に困っていること」のメモ強くおすすめ
当日は緊張して伝えそびれることがあります。「一人でできないこと」「日常的に介助が必要な場面」を事前に箇条書きにしておくと、家族への質問コーナーで漏れなく伝えられます。 -
服薬中の薬のリスト(またはお薬手帳)あると便利
聞かれる場合があります。かかりつけ医の情報も確認しておくと安心です。
正直、最初の調査のときは「介護保険証とメモ用紙くらいあればいいか」という感じで、あまり準備をしていませんでした。当日、家族への質問で「日頃困っていることは?」と聞かれたときに、頭が真っ白になってしまい、いくつか伝えそびれたことがありました。事前に箇条書きでメモを作っておくことを強くおすすめします。
調査当日の流れ——何を聞かれるか
調査は大きく「本人への質問」と「家族への確認」の2部構成になっています。所要時間は30〜60分程度でした。
「本人がカッコつけてしまう問題」——これが一番の落とし穴
認定調査で最もよくあるトラブルが、これです。
調査員が来ると、多くの方が「他人の前では良いところを見せたい」という気持ちから、普段はできていないことでも「できます」と答えてしまいます。家族が「え、本当は一人でできないのに…」と思う場面が、調査中に何度も出てきます。
「一人で着替えができますか?」という質問に、普段は手伝っているにもかかわらず「できます」と即答してしまいました。「お風呂はひとりで入れますか」も「入れます」と。調査員が帰った後に「なんであんなふうに答えたの」と聞いたら、本人は「できるから答えた」と思っているのです。
だからこそ、家族への確認パートで正直に補足することが重要です。「本人はできると答えましたが、実際は毎回手伝っています」と、具体的に伝えましょう。
本人が「できる」と答えた内容でも、家族が「実際はできていない」と感じる場合は、必ず家族への確認パートで正直に補足してください。
遠慮して「本人がそう言ったので…」と流してしまうと、実態より軽い介護度に認定されるリスクがあります。適切なサービスを受けるためにも、困っていることは全て伝えることが大切です。
家族が「やってはいけないこと」——本人への質問に答えてしまう
これは盲点です。「助け舟を出してしまう」問題です。
本人が答えに詰まっていると、家族としては「かわいそう」「恥ずかしい思いをさせたくない」という気持ちから、つい代わりに答えてしまいたくなります。でも、これをやってしまうと認定に悪影響が出ます。
「今日は何日ですか?」「昨日の夕食は何でしたか?」など、本人への認知機能確認の質問に家族が代わりに答えること。
本人が答えられない・長時間考え込む・間違えた答えを言う——その様子そのものが認知機能の状態を示す重要な情報です。家族が答えてしまうと、認知機能が実態より高く評価されてしまい、適切な介護度が認定されない可能性があります。
結果が出るまでの日数と流れ
申請から結果通知まで、法律上は原則30日以内とされていますが、実際には1か月程度かかることが多いです。これは調査員の訪問だけで終わりではなく、複数のステップがあるためです。
うちの場合、申請から結果通知まで約1か月かかりました。調査員の訪問が申請から2週間後、その後主治医の意見書が完成するまでにさらに時間がかかった形です。「まだ来ない」と不安になることもありましたが、これくらいの期間がかかることは普通です。
申請後2週間程度経っても調査の日程連絡がない場合は、市区町村の担当窓口に確認の連絡を入れると安心です。
よくある質問
まとめ ── 認定調査で知っておきたいこと
- 準備するものは介護保険証と「日頃困っていることのメモ」が最重要
- 調査は「認知機能確認」「身体動作確認」「家族への補足質問」の3部構成
- 本人は他人の前でカッコつけて「できる」と答えがち——これは誰でも起きること
- 家族への確認パートで「実際はできていない」を正直に全て伝えることが適切な認定につながる
- 本人への認知機能確認の質問には家族が代わりに答えないこと——答えられない様子が判断材料になる
- 結果が届くまでは申請から1か月程度。主治医意見書の作成期間も含まれるので焦らなくて大丈夫
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申請から認定後のサービス開始まで、流れを確認しておきましょう。