介護中に突然泣いた日のこと——
疲れに気づかないまま限界が来ていた話

※当サイトはAmazonアソシエイト・楽天アフィリエイトを含むアフィリエイト広告を掲載しています。Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。

お風呂に入って、一人になった瞬間だった。特別なことは何もなかった。いつも通りの夜で、いつも通りの時間で。なのに、気づいたら泣いていた。介護が始まって数ヶ月、「疲れている」つもりはなかったのに。気づかないうちに限界まで来ていたサインと、そのあと少し変わったことを書きます。

🏠うちの介護の状況

父は認知症で、母は要介護5。両親を同時に、自宅で介護しています。本格的に介護が始まってから、まだ1年も経っていません。

兄弟と分担してはいます。一人でぜんぶを抱えているわけではない。一部のサービスも導入しました。それでも、日常の細かいことは自分が動く場面が多い。仕事もしながら、介護の日々が続いています。

「大変でしょう」と言われると、なぜか「そんなことないですよ」と答えてしまう。実際に大変なのかどうか、自分でもよくわからなくなっていました。比べる基準がないから。これが普通なのか、しんどいのか、判断できない。

介護って、始まったら止まれないんですよね。疲れたからといって「今日は休みます」とはならない。だから疲れを感じる暇もなく、ただこなしていた気がします。

💭「疲れていない」と思い込んでいた理由

今振り返ると、いくつか思い当たることがあります。

① やることをこなせていたから

仕事もできていた。介護もできていた。大きなミスもなかった。「回っているから大丈夫」という感覚がずっとあった。でも「回っている」と「余裕がある」は、全然違う話でした。

② 「もっと大変な人がいる」と思っていたから

一人で介護している人もいる。仕事を辞めた人もいる。自分より大変な状況はいくらでもある——だから弱音を吐くのはおかしいという気持ちがありました。でも「もっと大変な人がいる」という事実は、「自分がつらくない」という意味にはならない。頭ではわかっていても、そう思い込んでしまっていた。

③ 誰かに言える場所がなかったから

介護のことを、気軽に話せる相手があまりいません。同世代の友人はまだ介護と縁遠い人が多いし、職場でも言い続けるのは気が引ける。家族とは分担しているけれど、お互いに余裕がないから深い話をする雰囲気にもなりにくい。言葉にしないまま、ただ日々をこなしていく。その積み重ねが、あの涙だったのかなと思います。

⚠️「気づかない疲れ」のサイン

私が経験したことをもとに振り返ると、思い当たるサインがいくつかありました。「燃え尽きた」という感覚ではなかったけれど、じわじわと削られていたんだと思います。

気づかないうちに疲れているときのサイン
  • 「大変?」と聞かれると反射的に「大丈夫」と答えてしまう
  • 疲れているかどうか、自分でよくわからなくなっている
  • やることはこなせているのに、何か満たされない感覚がある
  • ふとした瞬間に、理由のわからない涙が出る(お風呂・一人の時間など)
  • 親に対してイライラして、そのことで自己嫌悪になる
  • 以前は楽しめていたことに、気持ちが向かない
  • 一人になれる時間が少なく、頭が休まらない
  • 「誰にも言えない」という感覚が続いている

全部に当てはまらなくてもいいと思います。一つでも「あるかも」と感じるなら、少し自分の状態を気にかけてみてほしいです。

🌱あの涙のあと、少し変わったこと

劇的に何かが変わったわけではありません。でも、あの涙をきっかけに、自分がしんどかったことを認めることができた。それだけで、少し違いました。

「疲れた」と口に出すようにした

家族に対して、「ちょっと疲れた」と言えるようになりました。大げさに訴えるわけじゃなく、ただ一言。それだけでも、少し楽になる気がしています。

このサイトに書くようにした

誰かに読んでもらうかどうかは別として、言葉にすること自体に意味があると感じています。頭の中でぐるぐるしているものを、文章にして外に出す。それだけで、少し整理される。同じような状況の人に届いたらいいな、という気持ちもあります。「自分だけじゃないんだ」と思えるだけで、少し違うから。

介護をしている人向けの相談窓口として、地域包括支援センターがあります。介護の手続きや制度の相談だけでなく、「しんどい」という気持ちの相談にも応じてもらえます。ケアマネジャーに気持ちの話をしてみることも、遠慮なくしていいと思っています。

介護は、終わりの見えない仕事です。しかも「休めない」という感覚が常にある。だから疲れに気づきにくい。気づいたときには、もう限界近くまで来ている。

「頑張れている」ことと、「余裕がある」ことは違う。この二つを混同していたのが、私の失敗だったと思っています。

もし今、何気ない瞬間に涙が出たことがあるなら。理由はわからないけど、なんか疲れているな、と感じているなら。それは弱さじゃなくて、ちゃんと頑張ってきた証拠だと思います。

少しだけ、自分を休ませてあげてください。

💡 無理せず、外部のサービスに頼る選択肢もあります

「頑張りすぎないこと」が介護を続けるコツだと実感しています。ヘルパーさんに頼るのは決して手抜きではありません。ケアマネジャーなしで直接依頼できる介護サービスもあります。まず無料で相談してみるだけでも、選択肢が広がります。

24時間365日対応・オーダーメイド介護サービス【イチロウ】に無料相談する →

※本リンクはアフィリエイトリンクです

📦 介護疲れのとき、自分を労うのに使ったもの