両親同時介護のリアル——父(認知症・要介護1)と母(要介護5)を同時に介護してわかったこと
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📋 この記事の内容
我が家の状況——父と母、それぞれの介護度
要介護1と要介護5を同時に、というのが現実です
介護する側は私と姉の二人。日常の家事全般、食事の準備、お風呂の介助まで、ケアマネさんやデイケアと連携しながら担っています。父も母も、現在は通常の生活を一人で送ることが難しい状態です。
要介護1と要介護5。数字で見ると差があるように感じますが、実際には「二人それぞれに対応が必要」という事実は変わりません。むしろ二人同時というのは、単純に二倍ではなく、それ以上の複雑さがあります。
ダブルケアが始まったきっかけ——突然ではなく、少しずつ重なっていった
「いつの間にか」が一番怖い
「突然始まった」というより、「少しずつ重なっていった」という感覚です。一つひとつは対処できても、それが同時に複数になったとき、気づいたら限界に近いところにいる——それがダブルケアの怖さだと思っています。
正直しんどいこと——きれいごとなしで書きます
介護の大変さは、体だけじゃない
フルタイムで仕事をしながら、両親分の家事を全部こなす。それだけでも十分しんどいのですが、体力的なきつさより、もっと堪えることがあります。
父は認知症の自覚がないので、母が介護が必要な状態であることを覚えていられない。だから悪意なく、母にきつい言葉を投げかけてしまう。母は思ったように動けない苛立ちから、言われたことを真に受けて言い返す。その繰り返しを、私はそばで見続けている。
これが一番しんどいです。体が疲れるのは休めばある程度回復しますが、この状況は休んでも解決しない。父を責めることもできない(病気なのだから)、母を責めることもできない(苦しいのだから)。でも見ているこちらは、じわじわと消耗していきます。
- フルタイムの仕事+両親分の家事全般——これだけで一日が終わる
- 父が母にきつい言葉をかける→母が言い返す、という悪循環をそばで見続けること
- 父に「デイケアに行かない」と毎回騒がれること(元々社交的でない性格もあって)
- ケアマネに本音を言いにくい——他人だから、気を遣ってしまう
- 「どこまでやれば十分なのか」という答えのない問いが常に頭にある
認知症の方は、配偶者の状態を理解・記憶することが難しくなっています。悪意があるのではなく、病気の症状として起きていることです。とはいえ、それを「わかってあげなければ」と思い続けるのも、介護する側には限界があります。デイサービスで引き離す時間を作ること、ケアマネに相談すること、そして自分自身がその場をいったん離れることが、現実的な対処法です。
ケアマネとデイケアのこと——頼って良かったこと、難しかったこと
他人だからこそ助かることと、他人だから言えないことがある
介護を始めた頃は、何もかもが初めてで右も左もわからない状態でした。介護保険の申請、ケアプランの作成、デイケアの探し方——ケアマネさんがいなければ、何から手をつければいいかすら分からなかったと思います。
色々と相談できて本当に助かりました。ただ——本音を言うのは難しかった。「実は父と母が言い争っていて、見ているのがしんどい」とか「自分が限界に近い」とか、そういうことは言いにくい。相手はプロだしと思いつつ、やっぱり他人なので。本音は家族か、同じ状況の人にしか話せない気がします。
デイケアは、両親とも「家ばかりにいるより外に出た方がいい」という判断で頼みました。結果は、母と父で全然違いました。
外に出て人と関わることで、身体機能の維持・改善につながりました。頼んで良かったと思っています。
元々社交的でない性格もあって、毎回騒いでいます。それでも行かせているのは、家にいるよりはいいと信じているから。
開き直ってわかったこと——完璧にやろうとしない、という選択
自分が倒れたら、誰が介護するのか
正直に言うと、最初は「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちが強かったです。でも、フルタイムで働きながら両親二人を完璧に介護するなんて、最初から無理な話でした。
🍃 今、こう考えています
もう開き直るしかないなと。
自分のことでも手いっぱいなのに、両親を一度に完全に介護するなんて、できるわけがない。できないことをできないと認めることが、長く続けるためには必要だと思うようになりました。
できる事だけ、自分が倒れない範囲でできることをやる。
これだけです。それ以上でも以下でもない。介護している自分が倒れてしまったら、誰が親の面倒を見るのか——そう考えたら、自分を大切にすることは、介護を続けるための必須条件だと気づきました。
「もっとうまくやれたら」「もっと時間があれば」——そう思うことは当然です。でも、両親同時介護を一人で完璧にこなしている人は、たぶんいません。外部のサービスを使うことも、姉妹・兄弟に頼ることも、「手を抜いている」ではありません。続けるための知恵です。
よくある質問——両親同時介護について
調べても出てこなかったことを中心に